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百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

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林 英亮

Author:林 英亮
「茶林農園」代表。
(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
農業を通していろんな人を幸せにしたいと思っています。

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2012.10
24
Category : 農業
勉強会のレビューです。

今回は私の発表で、選んだ本は、
「天地有情の農学」宇根 豊
です。

宇根さんの著書については以前にもこの勉強会で勉強しました。(勉強会:有機農業の技術思想を参照ください。)

「天地」とは自然のこと。「有情」とは生き物のこと。これらを「百姓仕事」を通じて情念のまなざしで見つめ、生産性や経済性を追い求めてきた近代化精神で支えられてきた以前の農学では抜け落ちていたものをこの「天地有情の農学」で拾い上げようと試みています。

本書の内容、ロジックは農業に詳しい勉強会のメンバーに説明するのにも四苦八苦しましたので、ここで簡潔に誤解なく説明するのは少し難しいかもしれません。

百姓仕事には田んぼや畑の見回りや草刈り、堆肥作りや炭作り、緑肥作り、水路の管理、体験学習のお手伝いなど、作物の生産には直結しない仕事がかなりあります。

しかし、これらの仕事は生産に直結しない=お金にならないこともあり、以前の農学ではあまり取り上げられてきませんでした。(最近では少しずつ取り上げられてきているものもありますが。)

そして、これらの仕事こそ自然や生き物を育み、人々にさまざまな「めぐみ」を生んできたと著者は述べています。

そんな「めぐみ」を生む、でもお金にはならない百姓仕事をこの「天地有情の農学」で拾い上げようというわけです。

百姓が生み出す「めぐみ」には農作物だけでなく、自然環境や生き物を守る農の多面的機能、生き物への情念や風景、文化や芸術など、さまざまな物が含まれています。

百姓は「めぐみ」を生み出す主役として、主体性を持って現場で農業を追求する必要があり、人々はこの「めぐみ」を自分たちのタカラモノと認識して百姓を応援する必要がある、そして行政はお金にならない百姓仕事を守るために「環境デ・カップリング」を政策としなければならない、そのようなことが本書では述べられています。

この「環境デ・カップリング」政策はここでは詳しく述べませんが、とても興味深いものなので、ぜひ皆さんもインターネットなどで調べてみてください。


私の畑でもさまざまな「めぐみ」が生まれています。しかし、その「めぐみ」を表現する知識・努力がまだまだ足りないと反省しました。
例えば、私の畑の生き物や雑草の種類や名前など、私はもっと知る必要があると思いました。

個人でできることには限界がありますが、私の農業仲間や消費者の皆さんとも協力して取り組んでいきたいと思います。

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