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百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

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林 英亮

Author:林 英亮
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(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
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2012.05
30
Category : 農業
勉強会のレビューです。

今回は徹さんの発表で、
「有機農業と遺伝子組換え食品」
ラウル・アダムシャ&パム・ロナルド
という本を題材に勉強しました。

徹さんは、日本でもいずれ「遺伝子組換え食品」の栽培許可がおりる、と考えていて、それに備えるという目的で本書を選んだそうです。

「遺伝子組換え食品」というと、なんとなくネガティブな印象で本屋さんでもそういう本をよく見かけます。

しかし、本書は遺伝子組換え食品に肯定的であり、しかも「有機農業」と結び付けている点がとても興味深いところです。

本書はカリフォルニア大学で有機農業を教えるラウル氏と遺伝子工学を教えるパム氏の講師夫婦による共著です。

二人によれば、遺伝子組換え(GM)技術によって生まれた品種と従来の育種法で生まれた品種は共に遺伝子の変異によって生まれた品種、という意味で科学的なリスクの程度は同じだそうです。
(これは以前から多くの科学者によって主張されています。)
むしろ、GM技術によって生まれた品種は従来の育種法に比べて厳しい試験をパスする必要があるため、科学的なリスクはより低いといえるかもしれません。

そうであれば病害虫や除草剤抵抗性をもつGM作物を有機農業で栽培すれば農薬の使用を減らすことができ、環境や生態保護にもつながる、というのが彼らの主張です。

但し、徹さんは病害虫がGM作物に組み込まれた殺虫・殺菌成分に対して抵抗性を獲得した場合の慣行栽培への影響を危惧しています。

また、GM技術には莫大な研究費がかかるため大企業による市場独占につながる可能性があり、知的財産や遺伝子の資源的権利の確保のため国家間の争いがおこる可能性も考えられます。

「遺伝子を操作する」ことに対する倫理的・宗教的問題もあります。

既に「遺伝子組換え食品」は大量に輸入され、人間や動物の口に入っている、という事実もありますので、皆さんにとっても決して他人事ではありません。

私個人の意見としては、技術的には「あり」だと思います(例えば人の口に入らないバンカープランツなどにGM作物を利用するなど、かなり応用もできると勉強会のなかでは話し合われました)が、人類全体がこの技術を倫理的に道徳的に正しく使えるかはかなり難しいところだと思います。

人間の技術はかなり高度なところまで発展しました。
でも「心」はどうでしょう?
高度な技術を正しく使いこなす高度な「心」を育てる必要があると私は思います。

なんて、自分のことを棚にあげている私自身の心をまず育てる必要がありそうです。

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