RSS
Admin
Archives

百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

プロフィール

林 英亮

Author:林 英亮
「茶林農園」代表。
(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
農業を通していろんな人を幸せにしたいと思っています。

Facebookページ始めました。
ご興味ある方、「いいね!」や「シェア」お願いします。
http://www.facebook.com/ChayashiFarm

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
--.--
--


--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012.03
04
Category : 農業
勉強会のレビューです。

今回は大作くんが浅川芳裕さんの
「日本の世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」
という本を発表してくれました。

「大嘘」というのはどんな嘘?と思って本書を手にとったとのこと。

本書は「日本の農業って衰退産業だと思われいているが、それは補助金や補償制度などで農家を操りたい農水省のでっちあげで、実は成長産業なんだよ。」というような内容のことをいろんなデータや根拠を挙げて説明しています。

例えば「食料自給率」というのは誰もが聞いたことのある言葉だと思いますが、「カロリーベースの食料自給率」「生産額ベースの食料自給率」と聞いてピンとくる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

よく「食料自給率が40%と低いので危ない」と言われているのが「カロリーベース」の方です。(因みにこれは日本が独自に計算している方法で、海外では使われていないとのこと。海外のデータも見たことがあるかもしれませんが、それは日本が勝手に計算したものだそうです。)

で、筆者はこの計算方法がどうもおかしいと。

計算式は、
カロリーベース自給率
=(国民1人1日あたりの国産供給カロリー)
÷(国民1人1日あたりの国産+輸入供給カロリー)
です。

まずこの式を見ると、健康的に生活するための必要カロリーというのが考慮されていません。
なので、十分な食料がなくとも食料の輸入が減れば分母が小さくなり自給率は100%に近づきます。

また、筆者曰く、この式の分母にはレストランや小売店で廃棄される大量のカロリーが含まれていて、分母を大きくする(自給率を低くする)ように計算されているとのこと。

さらに、私が作っている野菜などは米や肉などに比べて非常にカロリーが低いので、この式のなかではほとんど考慮されないということです。

確かに。

そこで登場するのが生産額ベースの食料自給率(66%)だそうです。(計算式は割愛しますが。)

この数字を見せると「なんだ、高いじゃない?」ということになって国民の危機感が煽れないのであまり知らされていないのだそうです。

勉強会のなかでは、「というか食料だけの自給率をどうこう言ってもあまり意味がないんじゃない?」ということが話し合われました。

自給率というのは何らかの要因で輸入がストップしたときにどれだけ自国でまかなえるのか?ということだと思いますが、例えば食料の輸入がストップしなくとも石油の輸入がストップすれば、農業用機械が使えなくなったり肥料が値上がりしたりして国内の農業は回らなくなります。

なので食料だけの自給率を危惧してもあまり意味がないんじゃないかしら?ということです。

本書の結論としては、
農業は弱くない
→過剰な保護政策は不用
→自由競争しよう
→工業やサービス業の分野で行っているような努力を農業でもやりましょう
→農業はまだまだのびるよ

ということだと思いました。
これはある程度理解できる内容です。
そうやってどんどん新しい農業が生まれれば面白いですね。

で、保護政策がなくなったときに農家がどうなるかをメンバーで話し合ったところ、
補助金がなくなる
→弱い農家は衰退
→農地が余る
→強い農家は喜ぶ
となるという結論に。

でも、それで日本の農業が良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのか、それはわかりません。

ただ、補助金が皆無になれば、私のような新規就農者は厳しいでしょうね。

そうすると新しい風は入りにくくなってしまいます。

Comment

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。