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百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

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林 英亮

Author:林 英亮
「茶林農園」代表。
(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
農業を通していろんな人を幸せにしたいと思っています。

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2012.06
05
Category : 農業
勉強会のレビューです。

今回は私の発表。
題材には、
「フェロモン利用の害虫防除ー基礎から失敗しない使い方までー」
小川欽也、ピーター・ウィツガル 共著
という書籍を選びました。

「フェロモン」とは同種族間の情報伝達に使われる化学物質のこと。
(たまに「ホルモン」と混同する方がいますが、ホルモンは同一個体内で機能する化学物質のこと。)

言葉をもたない植物や昆虫にとってはこの化学物質(匂い)が情報伝達の手段として唯一の方法ともいえます。

そして、この「フェロモン」を利用して害虫を防除しようという訳です。

現在では、性フェロモン(メスがオスを引き寄せるために使うフェロモン)で交尾を阻害したり(交信撹乱法)、集合フェロモンで害虫を引き寄せて殺虫剤を使って殺したりする方法(マストラッピング)が一部の害虫に対して使われるようになってきました。

私はこの性フェロモン製剤を何とか自分の農業に利用できないかと考えています。

性フェロモン製剤は、殺虫剤のように作物に散布するのでなく、チューブタイプのものを支柱などにくくりつけて畑に設置して使用します。
対象害虫を殺すのではなく、交尾を邪魔することで対象害虫が畑で増えるのを防ぎます。

「他の虫」には全く影響がないため、殺虫剤のように害虫の天敵まで殺してしまう心配がなく(対象でない害虫にももちろん効果はないのですが)、「天敵利用」ととても相性がいいのです。

ですが、既に害虫が増えてしまった畑や、狭い畑(フェロモン濃度が安定せず、他の場所で交尾を終えたメスが入ってくる)では効果は安定しない、などの問題もあるようです。

また、既にこの性フェロモン製剤を利用した経験のある勉強会メンバーの話では、「農薬散布では害虫が目に見えて減るが、性フェロモン製剤の場合は効果が見えにくい」ということでした。

性フェロモン製剤は、大面積で使えばより効果が上がりコストは下がる、というメリットもありますが、大面積となると、日本では集落や地域単位で取り組む必要があり、先程の「効果が見えにくい」ことを考えると、地域の説得は難しそうです。

でも、それでもフェロモン製剤はとても魅力的に思えます。

この本を読んで著者のフェロモン製剤にかける情熱や開発の苦労話も知ることができました。

何とか工夫して私のこれからの農業に利用したいと思います。

もし既に使用して効果をあげている方がいらっしゃれば情報頂けると感謝&感激です!
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