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百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

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林 英亮

Author:林 英亮
「茶林農園」代表。
(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
農業を通していろんな人を幸せにしたいと思っています。

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2012.03
12
Category : 農業
勉強会のレビューです。

今回は徹さんが
「BOPビジネス入門」
(菅原秀幸・大野泉・槌屋詩野 著)
を発表してくれました。

「BOP」という言葉は聞き慣れていない方もいると思いますが(私自身、徹さんから教わりました)、「Base of the Pyramid」の頭文字をとったもので、ピラミッドの底辺、ここでは「低所得者層」を意味します。

「BOPビジネス」とは、これまで支援の対象であってもビジネスの対象とはならなかった低所得者層・貧困者層を潜在的購買者としてターゲットに置いたビジネスのことだそうです。

例えば一回の使用量に小分けした洗剤。
お隣さんに普通のサイズの洗剤を貸すと量が半分になって返ってくる、なんていう問題を抱えていた貧困者層には「ちゃんと一回分だけ貸せるのでリスクが少なくなる」と高い評価を得ているのだそうです。
また、十分な現金を持っていないのでいろんな生活必需品をちょっとずつ買いたいという要望にも答えられるそうです。

ただ、この例の場合は低所得者層を消費者としてしかみていない。
これをBOPビジネスのver.1だとすると、低所得者層をパートナーとして捉える方法が新しくver.2として拡がりつつあるのだそうです。

徹さんはこのver. 2の事例として京都のチョコレート屋「Dari-K(ダリケイ)」を紹介してくれました。
「Dari-K」さんは、それまで低品質で安いというイメージだったインドネシア産のカカオに目をつけました。低品質の原因が「発酵」過程にあることをつきとめた「Dari-K」さんはインドネシアの地元の農家さんと協力して上質なカカオを作り、それを買い付けて上質なチョコレートとして京都で販売していらっしゃるそうです。

低所得者であった農家さんとともに協力して新しい価値を生み出したことも素晴らしいですし、日本の消費者にこれまで食べることの出来なかった上質なインドネシア産のカカオを使ったチョコレートを楽しんで頂いていることも素晴らしいです。

まさに生産者、販売者、消費者がwin-win-winを得るという良い例です。

この例から学んだことは、「BOPビジネス」の可能性と新しいbenefit(利益・価値)のあり方です。

benefitとは単に「お金」だけから得られるものとは限りません。この例では「社会貢献」そのものも生産者、販売者、消費者それぞれのbenefitになっていると思います。

正直、今回の勉強会の前までは「BOPビジネス」とは貧困層を食い物にする、というようなネガティブなイメージもありましたが、やり方によって、また「BOPビジネス」を仕掛ける側の取り組み方によっては、より良い世界をつくる助けになり得ると思いました。

農業をしている方の話を聞くと、
「お金もうけだけ考えると農業は割に合わないよ。日本の台所を支える、社会貢献したい、と思うような奉仕の気概がないと農業はできない。」
というようなことをよく耳にします。

そう考えると、農業と「BOPビジネス」は案外相性がいいのかもしれません。
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