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百姓診断士の農楽堂

外資系企業を辞め、百姓を目指す、診断士のタマゴが書くブログ

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林 英亮

Author:林 英亮
「茶林農園」代表。
(代表というか今のところ私以外に従業員はいないのですが。)
農業を通していろんな人を幸せにしたいと思っています。

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2012.12
19
Category : 未分類
今回は農園たやのスタッフ、佐藤くんの発表で、
「50℃洗い 人も野菜も若返る」
平山 一政
を勉強しました。

野菜やお肉を50℃で洗うと、野菜が長持ちする、しなびていた野菜もシャキッとよみがえる、お肉も美味しくなる、という話は私もテレビで見たことがあり、凄く興味を持っていました。

何を隠そう、筆者の平山さんこそが50℃洗いの提唱者だそうです。

平山さんはもともとは蒸気のエンジニア。
「低温蒸し」の研究をしているときに「50℃洗い」の凄さに気づいたとか。

50℃洗いとは、野菜を切らずに50℃のお湯で洗うことで(約2分、野菜によって時間は多少変わる)、野菜がみずみずしさを取り戻し、保存性が上がり、栄養素が増加し、酵素が効率よく働き、美味しさもアップする、らしいです。

佐藤くんが実際にやってみたところ、確かに鮮度が上がったことを実感したそうです。(栄養素が増加したかどうかは確かめられませんが。)

50℃洗いの注意点は次の三点。
一、43℃以下にならないようにして、下がりそうになったら差し湯する。(43℃以下になると雑菌が繁殖しやすい。)
二、50℃以上のお湯で洗わない。(50℃以上になると細胞壁が壊れてしまう。)
三、肉や魚は50℃洗いしたらすぐに使う。

科学的な裏付けはないそうですが、短時間お湯につけることで失われていた水分を吸って野菜がシャキッとする、50℃のお湯で洗うことで表面に付着していた雑菌がある程度死んで腐りにくくなる、というようなことは感覚的に理解できます。
(栄養素が増加する、というのはよく分かりませんが…)

何れにしても、メンバーの関心は「農業に活かせないか?」というところに。

水洗いして出荷する野菜に活用できないか?
寒い冬に大根やカブなどを冷たい水で洗うのは本当に辛い作業です。この作業を50℃のお湯でぬくぬくできるのであれば、そしてそのことによって野菜が美味しく長持ちするのであればこんなにいいことはありません。
でも大量の大根やカブを洗うのに50℃の湯温をキープするのは少し難しいかもしれません。

では、野菜の加工業者やリンゴなどの出荷施設などではどうでしょうか?
ある程度の設備が整っているところであれば50℃洗いはかなり現実的ではないでしょうか?
これを見た業者の方、ぜひ検討してみて下さい!

さらには、農業の現場で、つまり栽培中の野菜にこの方法を応用できないか?という話に。
本書の中では実際にやってみて良い結果を残した農家さんがいるらしいことが書いてあるのですが、どのように活用したかまでの詳細については記載がないようです。(平山さん、次回作ではぜひ詳細にとりあげてください!)
私たちの見解では、良い効果が得られるかどうかは疑問があります。なぜならば、50℃のお湯で良い菌が死んでしまうことと、50℃のお湯で生き残った悪い菌が逆に爆発的に増えてしまう(リサージェンス)ことが考えられるからです。

ただ、多くの雑菌が死んで植物の細胞壁は壊れず、酵素の働きが活発になるという絶妙な50℃のお湯、という着眼点はとても面白いと思います。

このメンバーの中から革命的なアイデアがでることを願って今年最後の勉強会を終えました。

皆さん、お疲れ様!
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2012.11
29
Category : 未分類
今回の勉強会は、自然農法でイチジクなどの果樹を栽培している倉友くんの発表で、
「身近な素材でつくる ぼかし肥・発酵肥料」
農文協
を勉強しました。

「ぼかし肥」「発酵肥料」って何?
と思われるかもしれませんが、米ぬかや魚かす、生ゴミ、草や果実などの有機物を原料に、それらを発酵させて作る肥料のことです。

「堆肥」も発酵させているので、違いは何か?と思うのですが、詳しい違いは誰も説明してくれません(笑)

一応の私の理解では、「堆肥」は土づくり(土壌改良)を目的にしているのに対し、「ぼかし肥」や「発酵肥料」は菌の力を活かすことを目的としているのだと思います。

倉友くんは本書の中から、
「土着菌を利用した堆肥作り」(堆肥?)
「天恵緑汁」
「果実酵素液」
の3つをピックアップしてその作り方、使い方を紹介してくれました。

これらの発酵肥料を使うことで、
・葉っぱが厚くなる
・作物が元気になる
・病気にかかりにくくなる
・虫に喰われても被害が少ない
などの効果があるらしいのですが、残念ながら本書ではその効果があらわれるメカニズム(どういう理屈でその効果が得られるのか)という、私たちの一番知りたいことは書かれていないようです。

菌というものは奥が深く、私たち人間の体内にも多く生息して働いているものです。

先進国でアレルギーの病気が多い(先進国の中でも日本は特に多い)のは清潔にし過ぎて腸内の菌が少ないため、という話もあるらしいです。
(日本人は塩素で殺菌された水を飲んでいるので腸内の菌も殺菌されてしまうそうです!)

発酵肥料がなぜ植物にいいのか、どのような働きをしているのか、植物を食べる私たち人間にはどのような働きをするのか、その辺の研究が進むことが望まれます。
2012.07
14
Category : 未分類
忙しさを理由にしばらく勉強会のレビューを怠っていました。

さて、今回レビューするのは、山本くん発表の、
「タネが危ない」 野口 勲
です。

著者の野口さんは固定種野菜の種を扱う種苗会社として有名な野口種苗研究所の代表。
野口種苗の三代目ですが若き頃は出版社で手塚治さんの担当をされていたという変わった経歴の持ち主でもあります。

普段から野菜をたくさん食べている消費者の皆さんも野菜の「種」のことまで考える機会はなかなかないのでは?と想像します。
世界中で野菜が作られていますが、その「種」はいったい誰がどんな風に作っているのかはあまり一般には知られていません。

まず、「種」には大きく分けて「F1」と「固定種」の二つがあります。

「F1」とは「first filal generation」の略で、日本語では「雑種第一代」といいます。
販売されている種の袋をよく見てみると、「一代雑種」とか「一代交配」とか「○○交配」と書かれているものがこれです。

「F1」を簡単に説明すると、二種類の野菜を「掛け合わせ」ることでよりよい野菜を作る、ということです。

例えば、「味はいいが収量が少なく病気に弱いトマト」と「味は悪いが収量が多く病気に強いトマト」を掛け合わせて「味がよく収量が多く病気に強いトマト」の種を作るわけです。(実際にはそんなに簡単にいきませんが。)

「F1」の種は二つの親のよい性質を引き継ぐとともに、全ての種が遺伝子的に同じ性質をもつという特性があります。

なので、現在流通しているほとんどの種、野菜は「F1」です。

ただし、「F1」にも欠点があって、その一つが「F1から採種した種は遺伝子的に親(F1)の性質を引き継がないものが含まれる」というものです。(理科で習ったメンデルの法則を思い出して下さい。AB型の両親からはA型、B型、AB型の子どもが生まれる。)

家庭菜園で野菜の種取りをしたけど、その種からは同じものは育たなかった!という経験をされた方は、この「F1」の欠点を目の当たりにしたことになります。

一方、「固定種」というのは、何代にも渡って種取りを繰り返すことで遺伝子的に安定したものです。「伝統野菜」とか「在来品種」と呼ばれる野菜は「固定種」にあたります。

遺伝子的に安定した「固定種」から採種すると親と同じ性質をもった「固定種」の野菜が育ちます。
(因みにF1の親はそれぞれ別の「固定種」です。)

「F1」と「固定種」の説明が長くなりすぎて、これ以上、書く気も読む気もなくなってきたと思いますが、本書で「タネが危ない」といっているのは、現在、「F1」が主流となっている状態に対して、もっと「固定種」を見直さないと遺伝子的な多様性が保たれないということをおっしゃっているようです。

あまり突っ込んだ議論はここではしませんが、普段あまり考えない「タネ」について考える一歩になれば幸いです。

それにしても脈々と受けつながれてきた現在の「タネ」の長い歴史を思うと感慨深いものがあります。
2012.01
03
Category : 未分類
明けましておめでとうございます。

今年のお正月は福井にしては珍しく、いい天気に恵まれました。
初詣に出かけ、実家や親戚への挨拶、そして今日。

ジョギングに出かけました。

はい。普段は全く走りません。走る元気があれば畑に行って仕事をします。今日は、分かりやすく箱根駅伝に影響されて、カラダを動かしたくなったのです。

行き先は足羽山。なんとなく。

カラダは思ったよりも動きました。
頬にあたる冷たい風が心地よい。
iPodから聞こえる音楽と自分の呼吸の音、足音がリズムを刻む。
今年の抱負をボンヤリ考えながら走りました。

いつの間にか足羽山の登り口に。
知らない登り口でしたが、気にせず坂を走っていきました。

が、やはり迷いました。

気がつけば墓地のまん中。
こんな場所あったかなぁ?

そして、バテました。

足が痛い。ってか何で走ろうなんて思ったのか?
そしてボチボチ歩き始める。

が、走る→迷う→歩く→走る→迷う→休む→道草、、、
そのうちに、知っている場所に出ました!
良かった!

そして元気を取り戻した私は、その後も道草を繰り返し、最後に継体天皇の像を見つけました。
この時、初めて知ったのですが、この継体天皇の像は足羽山から私の畑のある三国の方向を見ているのだそうです。
これも何かの縁、と、継体天皇の像に今年の農業のことをお参りして帰りました。(継体天皇にしてみればお門違いだったかもしれませんが。)

なんか、私の生き方を象徴するようなジョギングでしたが、山の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、お正月でぼやけた頭もスッキリしました。

さぁ、今年も頑張りますか!
皆さん、今年もご迷惑おかけする可能性大ですが、何卒宜しくお願い致します!
2011.10
23
Category : 未分類
勉強会のレビューです。

今週は酒井くんの発表で、彼が選んだ本は、金丸弘美さんの、
『地域ブランドを引き出す力』トータルマネジメントが田舎を変える!
です。

ブランドは競争力を高める上で最重要課題だと思っています。
先週のマーケティングの話とも関係の深いブランドの話が選ばれたのは偶然ですが、なかなか興味深い内容を選んでくれたことにひそかに感謝しました。

でも、なぜ「自社」でなく「地域」ブランドを選んだのか。
いきなり「地域」まで広げてしまうと、関係者の幅が広がってしまい、ブランド構築はより困難になるのでは?

まずその点を疑問に感じたのですが、酒井くん的にはその点はあまり考えていなかったようです。

「自社」であれ「地域」であれ、利用できるブランドがあればそこに乗っかりたいと。

なるほど。そういう視点もアリですね。活用できる資源は使うべきだと。勉強になりました。

さて、本書では国内外の事例を紹介して「地域ブランドを引き出す力」を探ろうとしているようです。

酒井くんによれば「地域ブランド」に必要なファクターは「独自性」と「統一性」。そして、その「地域ブランド」を「引き出す力」のキーになるのは「話し合う場」だそうです。

なるほど。これはとても分かりやすい。

「独自性」がなければ、他に埋没してしまいブランドとして成り立たない。魅力がない。
また、「統一性」がなければ、それは個性の寄せ集めで終わってしまい、一つのブランドとはなり得ない。

そしてこれらを形成する上で「話し合う場」が絶対必要になります。
多数の関係者、ステークホルダー、ブランドによって利益を得る人、そうでない人、ブランドの中心にいる人、いない人、いろんな人や団体がブランドを理解し納得する為には「話し合う場」が必要不可欠なのでしょう。また、そういう場があることで新しいアイデアも生まれると思います。

この勉強会もそういう場になればいいなぁ、と思います。

また、大西くんから興味深い指摘がありました。
「ブランドを訴求したい相手が誰なのかを明確にすることも必要なのでは?」

確かに。

「独自性」、「統一性」、「話し合う場」、「訴求先」。
この他にもブランドを形成する上で必要な要因があるかもしれません。

また勉強したいことが増えてしまいました。
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